ユニバーサルデザインの10要件
UDの価値を高める要件のチェック項目と考え方
【b.UD製品の感性価値を高める機能】
●使い手に不安を与えず、使い心地がよい。
CHECK30:新しい製品が慣れた使い方でも使うことができる。
●あたたかい「おもてなしの心」が感じられる。
CHECK31:「おもてなし」の配慮、「しつらえ」の準備や演出が感じられる。
新製品は多くの場合使い方まで新技術やシステムに依存し、同じ機能でも慣れた使い方ができなくなってしまうことがあります。特に高齢者は長年慣れた使い方があるので、新製品でも今までと同じ使い方が選択できるようになっていると不安を感じず、使い心地がよいと思います。また、色、形、音等が廻りの雰囲気にあっていることも心地よさにつながります。
UDの基本は「人に優しい」ことです。これはハード面だけではありません。ソフト面でも心の通ったおもてなしの心が相手に対して感謝の心や感動を与えます。相手の感性を尊重し、一期一会を楽しめるように配慮されていたり、ものの本質を的確に表現して心地よい演出を加えることによって相手に快適な気分になってもらうしつらえは、相手の感性に深く訴えかけるものになると思います。